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2021/11/24 02:24

今回は、6/11(金)19時〜開催した、鈴木店長とIBSYouTuberのKapanで行っているスペース配信に、初ゲスト管理栄養士はゆこさんをお招きしました。

お子様がIBS治療中であるはゆこさん。
低FOD食を始めたきっかけや家族のお腹の不調にどう向き合いながら生活されているかなどを深掘りさせていただきました!

※会話中のIBSに関する治療法や症状については、はゆこさんのお子様に限定したエピソードです。あくまでも一つの事例として捉え、参考情報としてください。この情報により自身の治療や症状を判断することはお控えください。

◆管理栄養士 はゆこさん自己紹介

・特定保健指導を中心に食育やアレルギー、離乳食の相談をしている管理栄養士

・中2の次男がIBS(一昨年4月にIBS発症→去年4月から本格的に悪化)
この子についてのことを Twitterアカウント(@fodmap1) で呟いている

・長男と三男がいて男の子3人を育児中

・IBSなのは次男のみ
三男は便秘なので酸化マグネシウムを1年くらい飲むよう継続中
ちなみに旦那もお腹弱い系


◆IBSである息子さんの話

・野球チームで副キャプテンをしていて、チームの要だったので負荷がかかりプレッシャーで追い込まれてしまった。

・最初はお腹が痛いのでごはん食べないまま、遅刻してでも試合に行っていた。このようなことが続いたので本人の意思もあり野球は辞めた。

・最初腹痛が発症したときは野球チームをやめて症状が治まったので治療は特にしなかった。
その時は一時的な心理的影響だと認識したが、コロナのストレスから症状が再発。

・お腹が痛すぎて土日の野球にいけなくなったのが最初の症状。
症状としては、
下痢や出そうで出ない不快感
いつ出るか分からないから不安でトイレにこもる
一番つらいときは24時間お腹が痛い
学校に行けない
通学中もトイレに行きたくなるから移動が怖い
不安と腹痛の繰り返しで負の連鎖となる


◆初めは、3日間でやめてしまった低FODMAP

・低FODMAPの存在を知り、ネット検索や書籍で知識を得た。

・息子は小麦食品が好きなので、まずはパンやお菓子が食べられなくなったことがかなりつらそうだった。

・はゆこさん自身も経験が浅く、食べられなくなった食べ物の代わりの準備が出来ていなかったと今では振り返る。

・低FODMAP導入で治るかも分からないのにストレス度の高い食事制限をされることに強い抵抗感を息子が示した。

→その為、始めて低FODMAPを挑んだときは3日でやめた

◆大学病院でのIBS・低FODMAP臨床治療


・はゆこさんが自身で調べた大学病院で診察治療を開始。
 最初、小児科でイリボー処方、ガス症状が悪化(この時IBS治療はなし)
 しかし改善がなく、大学病院の科を転々とする。
 →転々とした結果、IBS(過敏性腸症候群)であると診断

・はゆこさん自信が栄養士の専門誌で「低FODMAP」の存在を知る→その時は3日で低FODをやめた(不慣れな食事法にストレス負荷が高かった為/子供自身もつらそうだった

・通院していた大学病院で運良く低FODMAPの臨床研究されている先生がいることが分かり、そのことをきっかけに一度挫折した低FODを再開しはじめているところ。

・大学病院から、息子本人に向けて基本的な低FODMAPの栄養指導を受けた。その情報とはゆこさん自信の栄養士の知識に沿って低FOD食を実践中。(大学病院は誰でも診察を受けられるが、紹介状がないと初診料が高いと思う)

・低FODMAPの臨床をしている主治医の先生に担当を変えてもらってから、子供の症状が劇的に変わった。大きな変化でいうと学校に行けるようになった。何をしたかといえば、低FODMAPを実施したこととと飲んでいる薬の処方を症状に合わせて見直してもらったことくらい。

(鈴木)IBSや低FODに理解のある先生に診てもらうことによる精神的な変化が息子さんにはありましたか?

→最初に低FODやった時に挫折していた為、初めは低FOD食事に息子も否定的だったが、改めて大学病院の先生に言われたことで「もう1回やってみる」と決意。理解のある先生が言うことで治療として気持ち変化したのかもしれない。無駄なことじゃないと前向きに思えているようだった。

(鈴木)IBSである次男くん以外の家族の食事はどうしてますか?

→朝は各々好きなものを食べる(次男は米粉パン)
昼食(お弁当)と夕食は家族みんな同じ食事
一品ぐらいは低FODじゃないものはあるけど、基本は同じ

仕事柄、アレルギー食の知識もあるので代替食レシピについては知識の中から編み出している。
例えばネギの代わりに小松菜など。小松菜はなんにでも使えて便利!

・低FODMAP食を作るで何がしんどいかと言えば、やはり何が低FODで何が高FODかという点。いちいち調べないといけないので負担がかかる。

・あとは、お昼は必ずお弁当を作らなければいけないプレッシャーがある。

・コープの冷凍米粉パンを頼ってる(宅配が便利)
 米粉パンは手作りもする。米粉パンの調理は難易度高し!

・低FOD対応食材の取り扱い場所や代替食に関する下調べ準備によって、継続出来るかできないかに大きく関わってくる。

(鈴木)家族での外食は行きますか?

→家族お寿司屋・定食屋とかは行きます。

マクドナルドは、ナゲットなら息子は症状が出ずに食べられる小麦量なので買って食べている。(厳密には小麦が入っているので完全な低FODMAPではない)


イオンやローソンに売っている冷凍のライスバーガーは(次男は)食べられるのでフライドポテトとナゲットはマクドナルドで買って、家で常備しているライスバーガーと一緒にセット風で食べるなどの工夫をしている。

・息子自身も低FODの食べられる食べられないは大体把握してる。
調子がいい時はこっそりお菓子も食べてる。それくらいの緩さは大事かも!
息子本人が低FODを実践すると調子が改善することを理解しているので継続出来ている。

・お腹の調子が悪化しだしたら、自分から「ゆるめていた低FOD食を厳密にしないとね」と言い出したりもするようになった。


◆治療による体調とメンタル改善は一歩ずつ進んでる

低FODMAP食事療法も薬処方も鍼治療なども、どれも対症療法であると認識している。
そのためうまく組み合わせて本人にあったものを導入することで、完治というよりかは日常生活が過ごせるようになったらいいかなと今は考えている。