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2021/11/24 02:27


今回は、6/11(金)19時〜開催した、鈴木店長とIBSYouTuberのKapanで行っているスペース配信に、初ゲスト管理栄養士はゆこさんをお招きしました。

お子様がIBS治療中であるはゆこさん。
低FOD食を始めたきっかけや家族のお腹の不調にどう向き合いながら生活されているかなどを深掘りさせていただきました!

※会話中のIBSに関する治療法や症状については、はゆこさんのお子様に限定したエピソードです。あくまでも一つの事例として捉え、参考情報としてください。この情報により自身の治療や症状を判断することはお控えください。

◆親として、息子のメンタルとの向き合い方について

(鈴木)息子さんと今感じている気持ちについてなど、メンタル面の話はしていますか?

→機嫌が良いときは少し気持ちを話してくれるので、そういった時に親子で前向きな話しをしている。

私(はゆこさん)はIBSの当事者ではないので、体調の調整を自身ですることは出来ない。食事面と薬を飲んでるかの管理くらいしかサポート手段がない。

自分だったら、自分の体調に合わせてごはんも管理出来るけど、本人じゃないから体調にあったごはんの提供が出来ない面がある。
例えば息子の調子が悪いのに気づかず、ゆるめの低FODレシピを作り続けていたなど適切な対処が出来ないもどかしさはある。

(鈴木)家族がIBSであるという方に対して、伝えたいことがあれば教えてください。

→まずは低FODMAPや病院治療など、出来ることを無理せずやっていけばいいと思う。全くやらないよりはやった方がいいくらいの気持ちで。

あとは、IBSである本人以外の家族全員が無理にならないこと。
 
子供に対してお腹が痛いことを充分に理解してあげられない時があった。
腹痛でも我慢して学校や仕事に行ってる人は沢山いるというニュアンスのことを言ってしまった時がある。
サボってる、気が緩んでるんじゃないか?という風に受け取ってしまう時期もある。もっとあの時に理解してあげられたらと振り返ることも。

親として、子供の勉強の遅れに対して焦りを感じてしまう。親の焦りを腹痛で苦しんでいる子供にあててもしょうがないというのは分かっててもついそういう態度をとってしまう時もある。

旦那も最初は息子の腹痛で学校を休むことに喝を入れていた。
本人もお腹弱い系なので「俺は腹痛でも仕事に行っているんだからサボるな」と息子に言ってしまっていた。その後、息子が低FOD実践に向き合う姿を見て旦那さんも応援するようになっている。

ご家庭それぞれの関係性や家庭事情が違うけれども、基本的には親は子供のことを心配している。
その心配は親は親自身で解決しないといけないのに、子供にあたって矛先を向けてしまうことはどうしてもある。
アドラー心理学でも言われていることでもあり、本人にあたることで心配を解決しようとどうしても思ってしまいがち。

(学生の場合は、出席日数や単位、内申のことなど心配の種は違えどこういったものが要因となって家族内での焦りと寄り添いの乖離が生まれることはある)

治療法がないのが一番苦しい根源。
だからこそ、向き合うには当事者も周囲も腹痛に対する理解と知識が必須になってくる。

更にその理解と知識は、失敗をいっぱい経験した上で成立している。


◆はゆこさんのIBSや低FODMAPの情報収集について

・今はモナシュ大学が発信している情報を一番閲覧している。


・ブラウザ翻訳機能を使い、モナシュ大学のfacebookやフォドマップフレンドリーというサイトも見ている。

海外の情報なので日本食の情報が少ないのが残念。

私(はゆこさん)はIBSの息子のサポートのために知見を広げているが、IBS当事者の方で本当に不調続きの方はこんな風に情報収集している余裕もないと思うので、無理せず出来る範囲で小麦を避けてみるなど導入だけでもやってみるのがよい。

・栄養指導の時に良く言っているのは「継続は力なり」である。
ダイエットでもなんでも頑張りすぎると結局リバウンドしてしまう。
だから、低FODMAPに関しても長期的に継続するということを認識した上で出来る範囲で実施。


◆低FODMAPの取り組みが楽になる工夫

・難しく考えず、今まで食べていた食事から高FODに該当するものを避けていくという考え方が良いと思う。その中で作れるものを料理する。

・代替食材での、かさ増しは良く考えている。
例)キャベツの代わりにもやしでかさ増しなど

・無理に新しいメニューを生み出すのではなく、普段作っているものから引き算するように考えてあげた方がおすすめ。

・低FOD献立のルーティンが確立したのは約1ヶ月くらい。

・今でも高FODのもの気づかず食べてしまうことも多々ある。
「食べちゃった〜!次忘れなければいっか〜」くらいの付き合い方で良いと思う!

(最後に)
当事者もそのまわりの家族も、それぞれに最適なIBSとの向かい方があると強く感じました。
今回、はゆこさんの家族の向き合い方をお聞きして、改めて自身のお腹の不調との向き合い方について考えるきっかけを与えてもらいました。
さらに、もっと一人ひとりのお腹の不調と向き合うストーリーが知りたいとも感じた鈴木店長とKapanです。

これからもスペース配信を中心にお腹の不調と向き合ったコンテンツ発信を続けていきます!